末武 重樹
1974年卒
愛知中学
愛知高校卒業
<社会人野球>
NTT東海
現:瀬戸シニア監督
OBからのメッセージ
私の愛知高校との出会いは、小学校の頃へ遡ります。
当時、愛知高校の監督をされていた芝先生が私が市の大会で
当時7回14奪三振の投球をしたことを評価していただき、小学校の監督に連絡して頂いた。
現代では主に中学生が高校へ進学する際にスカウトされることが主流ですが、
非常に稀なことに愛知中学校へ進学することになりました。
当時の愛知中学では総勢50名の同級生がおり、
入学の際には、野球を目的として進学しておりましたが、
学年に数名しかいない学力の特待生として進学させていただきました。
高校へ進み、勉強ではなく野球部の特待生に変わり、
当時は現在の愛知中学の場所に寮があり寮生活を送りました。
厳しい上下関係の中で学ぶものは多く、鹿島田監督の厳しい指導を受けました。
高校では1年秋からセカンドでレギュラーになり充実した三年間を送り、最終学年でキャプテンになり主軸を任されました。
当時の愛知高校は部員数が1学年で一般生をふくめると30名を超える大所帯でしたので、
厳しい練習で徐々に部員がふるいにかけられていく時代でした。
私の同級生ではスポーツ推薦で15名が入学しましたが、寮生活に耐えられず最終的には5名になりました。
厳しい時代でしたが、今でも色褪せることなく当時のことを覚えています。
その後、
大学から複数の誘いもありましたが、社会人野球チームからお誘いをいただき
NTT東海へ入社いたしました。
NTT東海では10年間の選手生活を送りました。
4年目から1番サードにてレギュラーになり、
都市対抗4回、日本選手権2回の出場をいたしました。
様々な球歴を経て、
現在は瀬戸シニアにて30年間監督を勤めております。
チームも全国大会に通算10回以上出場し、
教え子には多数のプロ野球選手、社会人野球選手を輩出しております。
こうした指導歴を持っていますが、
愛知高校は特に文武両道の面が素晴らしい学校です。
野球を頑張りつつ、学業も疎かにしない。
時代は常に変化し続けますが、
愛知高校の野球部の姿勢は高校野球を通じて、
「学業+野球」の二刀流で非常に理想的な姿だと思っています。
また、学校内にある専用球場で日々の練習が行えるため
無駄な移動時間なく効率的に練習に打ち込める環境も素晴らしいものがあります。
最近は試合がグランドの都合で難しくなっていますが、
ぜひまた試合もグランドでできる日が来ることを願っております。
時代は刻一刻と変化していきますが、
学業と野球の二刀流で、母校が躍進することを願っております。
現役選手の皆さん、応援しています!